日々凶日

世の中を疎んでいる人間が世迷言を吐きつづけるブログです

雑記

「異邦」としての東京

謳われる東京 1990年代以降、あの日本を破壊したテレビでは「東京」の歌が盛んに謳われた。テレビこそが第二の故郷であり、文化的素地であった僕らにとって東京とはまさしく「憧憬」そのものとなっている。 幽霊東京 / Ayase (self cover) 人も物も文化も何…

新型コロナは現代の元寇かもしれない

日本政府に感じる無能感 現在、日本政府はそこそこの努力はしている。厚生労働省では、毎日しっかりとした新型コロナにたいする報告を上げている*1し、中小企業庁は真っ先に資金繰りが苦しくなる中小企業向けの助成金*2を発表している。首相が言い間違えたが…

神を恐れない日本人

「郷土史」に興味がない日本人 郷土史、日本においてあまり日の目を見ない学問である。歴史といえば、教科書的に編集された「正史」のみが教えられ、郷土に息づいてきた神話や古文署の解読を通して確認された史実は徹底して軽視される。 この現状は明治政府…

健全な発達

健全な発達とは MBTIの目的の一つが自分の性格類型を把握することを通して、その類型からあえて逸脱して(おそらく代償的な心理機能の使用)全人的な発達を目指すことにある。この理屈自体に、私はどうしようもないアメリカ的なプラグマティズムと心理主義を感…

似ていない似た者同士

まとめを書いた理由 MBTIについて今まで学んだことのまとめをあげた。 dasun-2020.hatenablog.com このまとめを書いた理由は今日のことを書きたかったからである。16性格類型論、実は心理機能にだけ縛られると、同じ心理機能を有している者同士のほうが似て…

MBTIについてのまとめ

16性格類型 MBTI、広義的な意味ではユングのタイプ論から拡張された16性格類型は人間の性格を下記の4つの指標*1から分類する。 内向・外向指標(I・E、自分のエネルギーを外に向けるか、内に向けるか) 感覚・直観指標(S・N、具体的な事物中心か、想念中心…

暴力に魅了される現代日本人

我らヴィクトリア朝の人間 私の敬愛するフーコー先生、その人生の中期における著作『性の歴史』において、人間が何かを禁止するということはその何かにたいして強い興味を示していることの証だと述べている。その範例として用いられるのが大英帝国のヴィクト…

高校時代がつまらなかった話

高校ボッチだった自分 私は高校時代、友だちが一人もいなかった。周囲から見れば、話をする友人や仲のいい後輩なんかがいたように見えるが、実際には彼らとは趣味が合わなかった。止む仕方なく一緒にいただけなのである。 私が高校ボッチ生活から感じたこと…

2020年代を予測する。

最初に 今日は1月4日。挨拶回りなどを済ませ、一段落した日だ。昨年、一人暮らしをはじめた東京から実家のある札幌に帰り、家事をする必要もなく手持無沙汰だった。そのためか、学生時代に頭のなかを駆け巡っていたさまざまな妄想が再び頭を巡りはじめていた…